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株式会社織翔
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Codexのminimalistとconformist|変更を小さく、既存コードに合わせるSkill

織翔が公開するCodex Skill、minimalistとconformistを紹介。必要な範囲を絞る役割と既存実装に合わせる役割の違い、導入コマンド、具体的な依頼例を解説します。

#Codex#Skill#minimalist#conformist#AIコーディング

執筆・監修:

AIの変更を小さくし、既存コードに合わせる2つのSkill

AIに小さな機能追加を頼んだのに、設定項目や共通クラスが増えた。既存の画面と同じことをしているのに、新しい画面だけ実装方法が違う。どちらも、後から読む人の負担につながります。

株式会社織翔が公開するOrito Codex Pluginsminimalistconformistは、この2つの問題へ異なる角度から働きかけるSkillです。minimalistは必要な範囲を絞り、conformistはその範囲を既存のやり方に合わせます。

この記事は2026年9月9日に公開リポジトリのREADMEと各SKILL.mdを確認して作成しています。

minimalistとconformistの違い

表は横にスクロールできます

Skill判断の軸使いたい場面
minimalistその要素を削ると、必要な成果の何を失うか要件・設計・実装が膨らみ、必要性を見直したいとき
conformist同じ目的を満たす既存実装や部品があるか機能追加や改修を、リポジトリの慣習に合わせたいとき

minimalist:目的と要件から削減を考える

minimalistの定義では、最初に目的・前提・要件・仕様、次に構造、最後に実現方法を見直します。

たとえば「毎月の集計結果を担当者が確認する」という目的に対し、管理画面、定期メール、複数形式のダウンロードまで計画されていたとします。先にコードを短くする工夫へ進まず、担当者が必要な結果を受け取るために、それぞれの機能が必要かを問います。

既に作ったこと、将来使えそうなこと、設計として美しいことだけでは、残す理由にしません。目的を満たす既存機能があるなら、統合や直接利用も検討します。

一方で、必須要件を勝手に削るSkillではありません。要件を変えることで失う成果や影響を示し、合意する前には反映しません。安全性、データの整合性、必要なエラー処理や互換性も維持します。

設計をレビューしてほしいときは、次のように使えます。

$minimalist
この集計機能の設計書をレビューしてください。
目的は、担当者が月ごとの売上を確認できることです。

レビュー依頼では指摘や提案を返し、編集依頼では依頼範囲内で反映して検証する、という違いがあります。実際の変更まで任せたい場合は、「合意した範囲で設計書を編集してください」のように伝えます。

conformist:類似実装を探してから作る

conformistの定義では、同じ機能・ドメイン、同じディレクトリ・モジュール、リポジトリ内の同種機能の順に参考実装を探します。

新しい一覧画面なら、既存の一覧における検索条件、ページ送り、入力チェック、エラー表示、テストの形が候補になります。現在の目的と責務が合い、依存ルール上も使える部品があれば再利用します。再利用するためだけの新しい共通基盤やラッパーは増やしません。

この探索順は、指示の優先順位ではありません。AGENTS.mdなどの明示ルールは作業開始時に確認し、すべての参考実装へ適用します。既存コードに不具合や規約違反があっても、その部分までコピーすることは避けます。

$conformist
顧客一覧に「担当者」の絞り込みを追加してください。

似た実装が複数ある場合も、好みで全体を統一するためのSkillではありません。対象に近い前例と適用ルールを基準に選び、今回に必要な違いだけを加えます。レビューでは、変更箇所、参考実装やルールの根拠、最小の修正案を示します。

インストールと呼び出し方

Codex CLIでMarketplaceを追加し、使うPluginをインストールします。次は公開READMEの導入手順に基づくコマンドです。Marketplaceを登録済みなら、Pluginの追加から進めます。

codex plugin marketplace add orito-inc/codex-plugins
codex plugin add minimalist@orito
codex plugin add conformist@orito

インストール後は新しいCodexセッションを開始し、$minimalistまたは$conformistと対象の依頼を書きます。どちらも公開定義では自動呼び出しが無効なため、必要な場面で明示的に指定します。

コマンドの構文はCodex CLI 0.153.4のhelpでも確認しています。導入時には自分の環境のcodex plugin --helpで対応状況を確認してください。

公開先は織翔のGitHub上のMarketplaceです。OpenAI公式ディレクトリへの掲載を意味するものではありません。

併用する場合は、範囲を決めてから既存に合わせる

たとえば先ほどの集計機能なら、最初にminimalistで管理画面・メール・ダウンロードそれぞれの必要性を検討します。その結果、合意した範囲が「既存画面への月次集計の追加」になったら、conformistで同じ画面の表示方法や集計処理、テストに合わせます。

このとき、conformistで見つけた大きな既存機能を丸ごとコピーして、削った要件を戻さないことも大切です。残す範囲と既存のやり方を両方の制約にします。

合意した内容を別の実装担当者へ渡す場合は、implementation-briefの使い方が参考になります。ほかのSkillやPluginも探すなら、Codex Skill/Pluginの紹介を参照してください。